※泡瀬干潟埋立地の土地利用計画は撤回すべきです。※大宜味村の埋立地への学校移転は、変更すべきです。

 

大宜味村で埋立地への小学校の移転(村内4小学校を統合し、埋立地に移転する)、さらに中学校も埋立地の小学校に併設してすすめることが問題になっている。

この問題は、泡瀬干潟埋立地への民間施設、特に「健康医療施設」の誘致計画とも関連するので、最近の「論壇記事(琉球新報)」2題を掲載します。

なお、論壇に出てくる「南海トラフ地震、津波」、「内閣府中央防災会議の作業部会の報告」については、論壇記事に詳細がないので解説します。

1.「南海トラフ地震、津波」で発生する津波の沖縄での津波高

 南海トラフ地震(東海、四国沖の深い海溝・南海トラフで発生が想定される地震、近い将来発生すると予想されている)で起こる津波の高さは、平成24年8月29日公表の資料では、沖縄県の主な市町村は次のようになっています。

国頭村・名護市:5m  豊見城市・うるま市・南城市・宮古島市など:4m   大宜味村・沖縄市など:3m

2.南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)平成25年5

「具体的に実施すべき対策、1.事前防災 (1)事前防災対策  1)津波に強地域構造の構築  @海岸堤防の整備

A津波対策を特に講ずべき施設の耐浪化、配置見直し等

○・・学校・・医療施設等についてはレベル2の津波により重大な被害が発生することは少なくとも回避すべきである。

○このため、国、公共団体等は・・これらの施設を浸水の危険性の低い場所に立地するような配置の見直し・・津波対策を講じることが必要である。

○・・・その移転の計画的な実施を図る・・・・学校の移転の検討にあたっては・・・・・通学の負担・・・・・学校が地域と密接な関係にあること十分考慮する必要がある・・・・。」

 

※泡瀬干潟埋立地の土地利用計画は撤回すべきです。

※大宜味村の埋立地への学校移転は、変更すべきです。