SubX 埋立に経済的合理性がないことの実証(特集)

 

1.埋立計画の初期段階で将来性がない、支出面で負担が大きすぎることが指摘されていた。

  中城湾港(泡瀬地区)埋立事業について・・(沖縄市)東部海浜開発局平成10528日資料

2.埋立認可の下りた時点(20001219日)で、埋立地に立地希望のホテルなどは

 なかった。当初計画の栽培漁業センター、海洋研究所も来ないことがはっきりしていた。

 沖縄市企業動向調査  20017月の新聞報道

3.沖縄県・沖縄市の「確認作業結果」(平成1420023月)は机上の作文と嘘の署名、海草移植

 の失敗を「順調」と誤魔化して作られた。

 確認作業結果  85千の署名  海草移植不可能 

4.東門美津子市長が選挙公約に従って作られた「東部海浜開発事業検討会議」の委員の意見は

 「進められている事業は沖縄市の活性化にはならない」が圧倒的な意見であった。

 検討会議の状況(新聞報道) 

 沖縄市HP(検討会議の報告)→ http://www.city.okinawa.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=91&id=4148&page=1

   全委員の報告が掲載されています。

5.東門美津子市長の記者会見内容(07125日)

  「1期工事は容認、2期工事は困難」の記者会見は、「工事進行」が主な理由であり、計画はこれから23年かけて

  検討するというものであり、その時点で以前の計画は「白紙」になり、事業の検討が振り出しに戻った。

  「埋立必要理由」があって埋立が認可されたのに、当初計画が白紙になれば、埋立理由が無く、工事は中止されるべきである。

 

  東門美津子市長の記者会見内容 http://www.awase.net/maekawa/07125toumonkishakaiken2.htm

  問題点  http://www.awase.net/maekawa/071123.htm

6.081119日(那覇地裁判決)の前に出された沖縄市の事業見直しの作業日程

  広報おきなわ(沖縄市広報200811月号) 

 

  土地利用計画見直しのために開かれている「ワークショップ」 09128(2)

 

7.沖縄市の財政負担

  当初計画(187a)の埋立の場合、沖縄市の財政負担(総事業費)は下記の通りになる(沖縄市資料の分析、市議会での質問)

     http://www.awase.net/maekawa/sizaisei1205.htm  1期のみでは137.4億円、2期までは293.56億円

     売れない土地はインフラ整備もしないし、県からも購入しないと沖縄市は答弁している。その場合、売れない土地は

     国有地のままになる。沖縄市の活性化のためといいながら、売れない土地を想定して、「沖縄市がリスクを負わない」と、

逃げている。

 

8.沖縄県の埋立事業の経済的合理性がないこと

  沖縄県の事業目的は、客船埠頭造りである。埋立地に大きなホテル4つ、コンドミニアム、コテージを造り

  外国からの「客船」を想定しての事業である。沖縄市がこれから事業見直しをするので、ホテルが建つかどうかも分からない

  ないのに「客船埠頭」造りは、「無駄な事業」になる公算が強い。

  沖縄県の事業目的

  沖縄県の4年間の収支不足1260億円  県は莫大な収支不足が確定しているのに、無駄な支出が許されるのか?

大量不当解雇労働者の生活を守る緊急課題への対応(無駄な公共事業への支出より、大量の不当解雇労働者を救うのが緊急)

 

参考:那覇地裁判決要旨(現時点における経済的合理性の有無)

 

 

9.国(沖縄総合事務局)の埋立目的(新港地区FTZの港湾・東埠頭造り)の不合理性

FTZは破綻している  西埠頭はまだ余裕がある(毎年県が赤字補填をしている)  FTZ構想は当初から成功しないことが予測されていた

  FTZの港(東埠頭)は新たな赤字を生産する無駄な事業であることが十分予測される 

中城湾港新港地区西埠頭など重要港湾は、赤字経営081115日、朝日新聞)

  FTZは破綻している

泡瀬埋立事業費を浚渫工事の面から見る

 

  内閣府への要請・赤嶺衆議院議員の質問で明らかになったこと

081217日、内閣府提供資料  081217日赤嶺政賢衆議院議員の質問への回答

  

  新港地区FTZの現状(H20829)を調べてきました。分譲価格が5割〜3割引きになったのに、

1坪も売れていませんでした。泡瀬干潟の埋立の目的→FTZ(失敗)の港の浚渫土砂の処分場造り

  新港地区FTZ(新自由貿易地域)にIT津梁パークを誘致(沖縄県)  FTZ事業の破綻を示す、新港地区に東埠頭は果たして必要か?

過去の記事、工業化(FTZ)不要論   関連新聞報道    関連、宮古トウゥリバーその後

  新港地区FTZ用地の分譲状況

新・FTZ優遇措置

新・FTZ分譲割引

  

10.経済的合理性のない埋立事業で世界に誇る泡瀬干潟が破壊されつつある現実

  (1)サンゴ・海藻・海草・新種・貴重種・絶滅危惧種 周辺海域の変化  埋立てられる生物

(2)絶滅危惧種一覧(主に動物、一部海草を含む)  泡瀬干潟海域に生息する絶滅危惧種一覧(学名含む)

(3)絶滅危惧種一覧(藻類、改定版レッドデータおきなわ菌類編・植物編より)  藻類絶滅危惧種

(4)泡瀬干潟貴重種生息地図一覧

 

11. FTZの新情報(09330)    FTZ090427情報

 

12. 正念場の沖縄観光(沖縄タイムス) 観光危機(琉球新報)