「琉球新報」が特集記事

2013310日付けの「琉球新報」の16面〜17に「沖縄近海潜む脅威」の特集記事が掲載されていました。

その一部が下記です。

画面が大きすぎて、全部は詳しく紹介できませんが、その内容は、「泡瀬干潟を守る連絡会」のHPで紹介した下記の記事です。

再掲載します。今後の津波対策にご利用ください。

 

沖縄県津波被害想定検討委員会報告(詳報)

   県海岸防災課から1月28日の委員会の資料をもらってきました。以下その資料の紹介です。

 

1.委員会での報告書(1〜8頁)

  奇数頁 tunamihigaisouteikisuu    偶数頁 tunamihigaisouteiguusuu

 

2.津波浸水深  地図   

注意:津波浸水深の基準は、その地点の地盤(地面)からの浸水深mです。例:泡瀬埋立地の海側、2m〜5m → この埋立地では津波の浸水深さは地面から2〜5m

  沖縄本島、周辺離島  tunamisinsuihonntou

  宮古・八重山  tunamisinsuiritou

 

3.津波遡上高一覧、基準   

注意:津波遡上高の基準は、(海抜)標高です。例:沖縄市海邦町の津波遡上高8.4m:海邦町では海抜8.4mCDLで表すと9・6m)まで津波が遡上してくる。

これまでは、海邦町の津波遡上高は2.8m、泡瀬では2.5mでした。今回泡瀬については、上記の資料にはなく、追って各市町村に提供があると思われますが、泡瀬でも最大遡上高は8m近くあると思われますから、約3倍の高さまで津波が遡上してくると思われます。

泡瀬埋立地は津波遡上高2.5mCDLで表すと、3.7m)に対応する設計になっていましたから、護岸の高さ、埋め立て地盤の高さなど、防災対策を「根本からやり直さなければなりません」。

今のままの埋め立てでは、人命無視です。根本からやり直すには、莫大なお金が必要です。「埋立中止」しかありません。

ついでながら、津波到着時間は、海邦町で地震発生後29分です。埋立地もほぼ同時間と思われますから、埋立地内にいる約11千人(県推定)の人が、29分で、最低でも高さ5m以上の安全な場所に避難できるかどうか、疑問です。埋立地には高台も避難ビルもありません。ホテル・商業施設も出来るかどうか分かりません。逃げるには車は使えず、徒歩でアクセス道路(橋)を渡らなければなりませんが、陸に到着しても、そこも5mの浸水深ですから、助かりません。どうしましょうか? やはり、「埋立中止」しかありません。

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4.津波浸水深、泡瀬埋立地周辺、拡大図 tunamisinsuihukasaawase     注意:泡瀬埋立地の地図は、左側(陸側)の部分が橙色、1〜2m、右側(海側)の部分がピンク、2〜5mです。