奄美・琉球、世界自然遺産暫定リスト記載

 

1.      政府は、1月31日、世界遺産条約関係省庁連絡会議を外務省で開き、2003年に世界自然遺産の候補地に選ばれた「奄美・琉球」(鹿児島・沖縄両県)を世界遺産暫定一覧表(暫定リスト)に記載することを決めた。

2.      リスト記載は、本登録に向け、政府が正式に決定するための前段の作業。

3.      今後は、国内5ケ所目の世界自然遺産登録を目指す。(4ケ所は、知床、白神山地、屋久島、小笠原諸島)

4.      暫定リスト登録は、2011年6月に本登録された「小笠原諸島」依頼、6年ぶり。

5.      本登録までは、早くても3年はかかる。(国立公園化、保護地域の指定や拡張に向けた調整)

6.      「奄美・琉球」は、遺存固有種が分布しており、独自の進化が進んでおり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに掲載されている国際的希少種の生息生育地で世界的な生物多様性保全上、重要な地域である。

 

泡瀬干潟・浅海域は、新種・貴重種・絶滅危惧種が多数確認されており、世界的な生物多様性の優れた地域です。泡瀬干潟・浅海域埋立は、世界自然遺産登録、「リスト記載」の大きな方向に全く矛盾します。埋立は、即刻中止すべきです。

 

以下、「琉球新報」(2013年2月1日)の記事です。