那覇空港滑走路増設事業に係る環境影響評価準備書

への意見書提出の期限が11月12日です。

 

意見書を提出しましょう    泡瀬干潟を守る連絡会

 

 

(1) 提出期限:平成241112まで 

(2) 提出先:沖縄県那覇市おもろまち2丁目11

那覇第二地方合同庁舎二号館内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部 那覇空港プロジェクト室(空港整備課)

(3) 意見書の提出に必要な事項  

・意見書には、次に掲げる事項を記載すること。

@ 意見書を提出しようとする者の氏名及び住所(法人その他の団体にあってはその名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)

A 意見書の提出の対象である準備書の名称

B 準備書についての環境の保全の見地からの意見

・意見は、日本語により、意見の理由を含めて記載すること。

 

 

那覇空港滑走路増設事業に係る環境影響評価準備書

の要約書は下記で見れます。(クリックして下さい)

 

http://www.dc.ogb.go.jp/Kyoku/information/nahakuukou/14_asess/junbisyo/junbisyo_youyakusyo.pdf

 

主なものは下記です。(クリックして下さい)

 

海域植物・海域動物・保全措置

 

上記の要約です。

 

クビレミドロ・・・一部を移植して保全する

海草藻場・・・・喪失するが、移植などは行わない。台風でも変動する。残存する海草藻場の環境の保全・維持管理を実施する。

サンゴ・・・・・一部を移植して保全する

他の貴重種、例えば絶滅危惧TA類のホソエガサ(カサノリ類)などについては、監視基準の設定、順応的管理を行うとして、具体的な保全措置はない

絶滅危惧T類・ハナヤナギ、絶滅危惧U類・ウスガサネ・ケコナハダ・コアマモについては、具体的な保全措置はない

(以上重要種)

 

(以下動物)

海域動物6種(ヤジリスカシガイ、ヤコウガイ、ベニシボリミノムシ、オオシイノミクチキレ、サンゴナデシコ、シャゴウガイ)は、実行可能な範囲ないで類似環境に移動する。

絶滅危惧TB類のハートガイ・ニッコウガイ・タイワンシラオガイ・リュウキュウアサリ・オキシジミは保全措置なし

絶滅危惧U類のコゲツノブエ・イボウミニナ・カワアイ・アラムシロ・ハボウキガイ・カブラツキガイ・カゴガイ・カワラガイ・リュウキュウアリソガイ・ニッコウガイ・ヒノデガイ・ダイミョウガイ・ヒラセザクラ・ホソズングリアゲマキ・タイワアンシラオガイ・オイノカガミ・リュウキュウアサリ・オキシジミなどは保全措置なし

新種(現在は情報不足種)のニライカナイゴウナも保全措置なし

 

問題点(前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会が記載)

 

クビレミドロの移植については、泡瀬干潟埋立でも「移植」となっていましたが、移植はまだ成功していません。

  夏眠卵から成体になり、それからを採取して成体を育てることは、「実験室内」ではできていますが、「自然の干潟」ではまだ成功していません。

  アセス時点(2000年)から現在2012年まで実験は続けられていましたが、今、泡瀬干潟では2区が中止になったため、海藻草類専門部会は中断されたままです。

  「クビレミドロは移植できる」は誤魔化しです。

海草藻場の泡瀬干潟での「移植」も、機械移植実験は「失敗」です。手植え移植実験も「失敗」でした。事業としての「手植え移植」は実施し、継続してモニタリングを続け

  海藻草類専門部会でも、評価していますが、「成功、失敗」の評価ではなく「実態の報告」です。すなわち、「被度は、元の状態まで回復していない、面積は元の面積よ

増加した、等」です。海草藻類の専門家では「沖縄の大型海草の移植は、困難である」というのが定説です。

また、移植も当初被度50%以上の藻場を移植するとしていましたが、25haのうち、約1haを「移植」しただけで、その後被度の減少により、のこり24haは移植なしで埋め立てら

れています。「移植で保全する」は誤魔化しです。「移植」は困難なことから代償措置としての「移植」は、実施しないとしたと思われます。

サンゴの「移植」も、1区内に被度10%以上のサンゴが生息してることを認めていましたが、事業者(国・県)の責任ではなく、民間NPO・沖縄市が「移植」を実施しました。最近NPOが移植(4年後)の結果を報告していますが、リュウキュウキッカサンゴは、「浮泥や細砂の堆積が確認され、それによって地盤高の低い群体基部や小群体が死滅している事が確認され、(移植時被度90%)被度も70%と低下していた」と報告しています。ヤッコアミメサンゴも被度が85%から70%に低下してとしています。

  オヤユビミドリイシは96群体から62群体に減少、ホソエダミドリイシも39群体から35群体に減少。他のコノハシコロサンゴ・スギノキミドリイシは良好と報告しています。サンゴの種類、移植の場所によって相違があるようで、今後もメンテナンス・オニヒトデやシロレイシガイダマシなどの食害の調査、海藻類の影響など、継続したモニタリングが必要とされています。サンゴの移植は困難です。

 

 

新設する新滑走路の長さ:2,700m

公有水面埋め立て面積:160ha

公有水面埋め立てに伴う海域改変区域:180ha