泡瀬干潟のヒメマツミドリイシ、絶滅寸前!!

泡瀬干潟を守る連絡会、日本自然保護協会、サンゴリーフチェック研究会

2016630日、ヒメマツミドリイシ(西防波堤、北西部)の定期調査(サンゴリーフチャック)を行いました(写真)。

泡瀬干潟のヒメマツミドリイシは、絶滅寸前です。2005年頃は被度60%でした。年々減少し昨年は被度17%まで落ち込みましたが、今度は被度6.5%(訂正⇒5.6%)で、急激に悪化し、絶滅寸前でした。事業者は、原因を究明し緊急な対策をすべきです。とりあえず、埋め立て工事をストップすべきです。放置しておくと、「絶滅」です。

後半の8.9.10の写真は、元気なころのヒメマツミドリイシ群落です。比較すれば一目瞭然です。

1.調査ライン(100m)上の死滅したサンゴ

2.死滅したサンゴ。白化現象も見られます。

3.埃(濁り)を被っている様子です。

4.生きているサンゴもありましたが、ほんの僅かでした。

5.近くでは白化現象も多くありました。

6.ライン上の海草・リュウキュウスガモも埃を被り、元気がありません。

7.そのまま放置しておくと、海草も消滅してしまいます。

8.2005年頃のヒメマツミドリイシと海草・リュウキュウスガモ、ボウバアマモの群落です。

9.2007年、夜10時半、産卵するヒメマツミドリイシ群落です。

102005年頃、ヒメマツミドリイシ、海草、リュウキュウサルボウ(貝)の写真。

皆、元気でした。

参加した、前川盛治(船長)。熱田漁港を出発しました。帰りは、スクリューの故障で通常の4倍の時間がかかり、船の陸揚げ、片付け終了は午後9時を過ぎていました。

調査に参加した荒田茂(プロのダイバー)、安部真理子(サンゴ専門家)です。

参加した小橋川共男(左端、写真家)さん。

今回は、西防波堤の東端にある灯台近くに移植された「オヤユビミドリイシ」の調査も行いました。灯台から144Mの海域です。

移植サンゴ(オヤユビミドリイシ、西防波堤東側、灯台近く)の調査。写真は、今後継続して調査する5つのポイント(ABCDE)の一つ、オヤユビミドリイシCです。ポイントの目印の鉄筋も打ち込みました。

この日は、ヒメマツミドリイシの新たな調査地点(25uの方形枠、2箇所)の設定(杭打ち)も行いました。西防波堤北西部。

作業をする人(スキューバで鉄筋をハンマーで打ち込む)は荒田茂さんです。