朝日新聞(09年3月3日、東京版)
投書の中にある「沖縄の干潟を埋める愚かさ」(2月15日)は下記です。
沖縄の干潟を埋める愚かさ
自然保護団体役員 林庭弘征(
沖縄最大の泡瀬干潟で埋め立て工事が始まってしまった。貴重な生きものの宝庫である干潟と浅海のサンゴ群落を埋め殺し、
沖縄県や
温暖化防止のため、家の屋上に緑を植え、路地に打ち水をする人もいる一方で、わざわざ「焼け石」の方を大きくするこの
行為は地球にたいする犯罪ではないか。
「経済的合理性なし」とした那覇地裁の判決に控訴した沖縄県と
べきである。人が注意しているときには手を止めて話を聞けと、大人はよく子供たちに言うではないか。
毎月、多摩川河口干潟で観察会を開いている私としては、土砂の投入が続いてアイランドができても、そんなところに行く観光客
は笑われるだけだということを機会あるごとにアピールしていくつもりである。海の自然は沖縄の財産であるはずだ。