2013年、新年明けましておめでとうございます。
泡瀬干潟を守る連絡会、今年も第二次泡瀬干潟訴訟など、泡瀬干潟・浅海域を守る運動に全力を尽くします。皆様方のご支持・ご支援・共同の闘いをお願いいたします。
2012年を締めくくるニュースが、新聞(琉球新報、2012年12月31日)で報道されました。
「アワセイソタナグモ、泡瀬干潟で新種クモ発見、元琉球大学教授・下謝名松榮さん、水没生息は世界初」
私たちが主張してきた、「泡瀬干潟は世界の宝、生物多様性の宝庫、子々孫々まで伝え残そう、ラムサール条約登録湿地へ」を再び証明する、重要な発見です。
泡瀬干潟には、これまでも海面下で巣を造って生息する「ヤマトウシオグモ」など貴重なクモが生息していることが確認され、新種も「オキナワキチヌ(魚類)」「アワセヒガタツバサゴカイ(ゴカイ、環形動物)」「ザンノナミダ(貝)」「ヒメメナガオサガニ(甲殻類・カニ)」「リュウキュウズタ(海藻)」「ニライカナイゴウナ(貝)」「カラクサモク(海藻)」「ホソウミヒルモ(海草)」「ミル属の1種(海藻)」「アワセカニダマシマメアゲマキ(貝)」「ユンタクシジミ(貝)」と11種も発見されていましたが、水没生息世界初の新種のクモが発見されたのは、極めて貴重です。これで、工事が着工(2002年)されてから2012年まで10年間で発見された新種は、何と12種になります。アメリカなどでは、工事現場で新種が1種でも発見されたら、工事は即「中止」です。
現在行われている泡瀬干潟・浅海域の埋立工事(浚渫工事)は即刻中止すべきです。