国(沖縄総合事務局・中城湾港出張所)のHPより   平成21年度の工事予定

泊地(−11.0m)浚渫工事=新港地区FTZの港・航路の浚渫、が「県・市と十分相談しながら対応」になっている。

例年だと、トカゲハゼの保全期間(47月)を過ぎた8月以降に汚濁防止膜の設置、10月以降に浚渫工事・運搬になっているが、21年度工事は、具体的な工程が記されていない。

これを、「琉球新報」(417)は、しゅんせつ工事「保留」と報道している。

浚渫工事「保留」を、工事「中止」に追い込む為に、世論を高め、控訴審を勝利し、運動をさらに高めよう

「琉球新報」報道によれば、国(沖縄総合事務局)は、09年度の泡瀬埋立工事の航路浚渫・土砂投入工事は、当面「保留」にする、としています(総合事務局のHPによれば、「県・市と十分相談しながら対応」。)

理由は、「裁判もあり、沖縄市が計画の見直しをしている最中で、不確実な要素がある。国民の公共事業に対する厳しい目線がある中、説明責任が問われる。判決で土地利用計画について指摘されており、沖縄市が計画の見直し作業を進めているところ。その作業の進捗を見ながら判断したい。」とされています。

 081119日、那覇地裁で「経済的合理性はない、公金支出差止め」が言い渡されたのに、09115日、浚渫土砂投入が始まり、そのことが国民に衝撃を与え、「泡瀬干潟を守れ」の運動が、全国の支援で大きく前進したことが、この工事「保留」につながっています。工事「中止」に追い込むため、一層の奮闘が必要です。