泡瀬干潟、サンゴリーフチェック

前川盛治(泡瀬干潟を守る連絡会)

20159月6日(日)、午前10時〜午後4時、泡瀬浅海域のサンゴ(ヒメマツミドリイシ、移植されたサンゴ)の調査(サンゴリーフチェック)をしました。泡瀬干潟を守る連絡会と日本自然保護協会合同の調査でした。調査海域は、西防波堤の北西側です。下図の赤く囲った場所です。

円/楕円​​: ヒメマツミドリイシ群落

参加者:泡瀬干潟を守る連絡会からは、小橋川、前川、屋良、が参加しました。日本自然保護協会からは、安部真理子さんが参加。他に6名、合計10名が参加しました。

ヒメマツミドリイシ群落の被度(2015年度)は、169%でした。これまでの調査結果は下記です。グラフは左から2005・・・2012年度です。

2013年度、2014年度は後日報告します(データを捜しています)

被度は年々低下しています。原因は、泡瀬干潟・海域の埋立工事(新港地区東埠頭の泊地・航路浚渫、埋立地への土砂の投入)による濁りと思われます。判断理由は、下記です。

200910月から20119月までは、控訴審判決(工事中断)のため埋立工事は行われていません。

2011年6月の被度42%は工事中断によるものと思われます。工事再開(201110月以降)後は被度が減小(20121月、27%)しています

そして、現時点(201596日)では、被度が169%まで低下しています。工事は継続されています。

 

調査年

サンゴ被度

2005

58.75

 

2006

53.75

 

2007

51.875

 

2008

36.2

 

2009

31.875

 

2010

26.875

 

2011・6

41.875

 

2012・1

27

 

 

 

2013年度6

244

2014年度

干潮で潜水調査できず。目視で前年と同程度(244%)と判定した。

2015年度96

169

 

なお、事業者(国・県)も同海域(ヒメマツミドリイシ群落、調査地点、St.5)を調査しています。そのデータは下記です。

※アセス書では、同海域はサンゴ被度10%以下と記載され、保全対象ではありませんでした。2005年、泡瀬干潟を守る連絡会の調査で、同海域が被度50%以上、面積2500u以上が判明し、その後事業者も「被度60%以上、面積29,000u」を公表しました。泡瀬干潟のアセスが、出鱈目であった事を示す経過です。

事業者はその後、2007年から同海域のサンゴの被度を調査し、公表(環境監視委員会報告)しています。

年度

夏 %

冬 %

2007

60

30

2008

20

20

2009

10

10

2010

10

10

2011

10

10

2012

10

15

2013

10

10

2014

10

10

2015

10

10

調査の状況、写真です。

参加者、集合写真1.北中城村熱田漁港から出発。

参加者、集合写真2.

調査海域。見えるのは西防波堤の西端 やや強い南風

調査ポイントに向かいます。

二つの定点(100m)にメジャーを張り、線の右、左約2mの範囲を調査します。

調査票に結果を記入し、後で集計します。

魚類、無脊椎動物、底質、サンゴ被度を調査しました。

サンゴが死滅し、被度が低下しているところもありました

比較的被度が大きいところです。

リュウキュウサルボウ(貝)に付着しているキクメイシモドキも見つけました。写真は、船上。

移植地の海域と調査船。東防波堤の中間の内側の海域です。テトラポットと4〜5mの浅海域に移植されています。遠くは勝連城跡、手前は東防波堤の護岸。

テトラポットにボンドで貼り付けられた移植サンゴです。

剥がれ落ちてなくなっているところも見られました。

テトラポットに付着し、面積を広げている移植サンゴもありました。(コノハシコロサンゴ)